撮影を重ねるほど増えていく写真や動画データ。気づけばSDカードやHDDがいっぱいになり、「どこに何があるのか分からない…」という状態になっていませんか?
カメラマンにとってデータ管理は、撮影や編集と同じくらい大切な業務のひとつです。
大切な作品やクライアントデータを守るためにも、日頃から整理・保存のルールを整えておきましょう。
目次
なぜ整理・保存が重要なのか
納品トラブルを防ぐため
「あのデータが見つからない」「誤って削除してしまった」といったトラブルは、信頼に直結します。
特にウェディングやイベント撮影などは再撮影ができないため、確実な保存体制が不可欠です。
作業効率が大きく変わる
データが整理されていると、編集・検索・再利用がスムーズになります。
反対に、フォルダが乱雑な状態では、探す時間だけで大きなロスになってしまいます。
基本の整理ルールを決めておく
●フォルダ構成は「シンプル」が最強
おススメは、撮影ごとに統一されたフォルダ名をつける方法です。
例:
2026-02-15_保育園撮影
2026-02-20_ウェディング前撮り
日付+案件名にするだけで、後から検索しやすくなります。
●データは必ず「撮影直後」に移行する
撮影後すぐにPCへ取り込み、SDカードに入れたままにしないことが重要です。
カードの紛失や上書き事故を防ぐためにも、「撮影後すぐバックアップ」を習慣にしておきましょう。
●カメラマンにおすすめの保存方法(3-2-1ルール)
プロの現場でも基本とされているのが「3-2-1ルール」です。
データは3つ以上保存
2種類以上の媒体に保存
1つは別の場所に保管
例えば、
・メインPC
・外付けHDD
・クラウドストレージ
といった形で分散保存しておくと安心です。
写真・動画別の管理のコツ
●写真データの整理ポイント
RAWとJPEGが混在している場合は、フォルダを分けて管理しておくと作業効率が上がります。
また、セレクト済み・未セレクトの区分も明確にしておくと、編集作業がスムーズになります。
例:
01_RAW
02_SELECT
03_EDIT
04_DELIVERY
このような段階管理がおすすめです。
●動画データは容量対策が必須
動画は写真以上に容量を圧迫します。
特に4Kや長時間撮影の場合、保存環境の見直しが欠かせません。
大容量HDD(8TB以上)を活用
編集後の不要素材を定期整理
プロジェクトごとにアーカイブ化
計画的な整理でストレージ不足を防ぎましょう。
削除する前に必ず確認したいこと
安易な削除は後悔のもと。納品完了後であっても、一定期間はデータを保管しておくことが望ましいです。
特に以下は削除前に要チェックです。
・納品データのバックアップ有無
・再編集の可能性
・クライアントとの契約内容(保存期間)
整理を習慣化するためのコツ
1回の撮影ごとに整理する
「後でまとめてやろう」は、データが溜まる原因です。
1案件ごとに整理・バックアップまで完了させる流れを作りましょう。
定期的な見直し日を決める
月1回など、ストレージ整理の日を設けるだけでも管理精度は大きく向上します。