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写真に残したい秋グルメ5選&撮影のコツ

「食欲の秋」と呼ばれるほど豊かな食材にあふれているこの季節。写真に切り取れば、見る人の五感を刺激し、季節感を鮮やかに伝えることができます。
そんな、代表的な秋の味覚5品を被写体としたときに、カメラマンが意識したい撮影のコツをご紹介します。

 

1. さんまの塩焼き

魅力ポイント:香ばしい焼き目と立ち上る湯気。皮の艶や焦げ目が「おいしさ」を物語ります。

撮影の工夫:
・斜め45度から光を当てると、皮の脂の輝きが際立つ
・湯気を写したい場合は逆光気味でシャッターを切る
・大根おろしやすだちを添え、色のコントラストで秋らしさを演出

2. 松茸ごはん

魅力ポイント:炊きたての香りと松茸の存在感。ふっくらしたごはん粒と上品な色合いが見どころです。

撮影の工夫:
・土鍋やおひつを使って「炊き上がった瞬間」を切り取る
・松茸の切り身を手前に立体的に盛り、奥行きを出す
・木のしゃもじや漆器など、和の小物を配置して季節感を高める

3. 栗(モンブラン)

魅力ポイント:クリームの絞り出しによる繊細なラインと、栗そのもののほっこり感。

撮影の工夫:
・真上からのフラットレイでデコレーションの美しさを強調
・サイド光をあてるとクリームの立体感が際立つ
・無地の器や木のテーブルで背景をシンプルにし、ケーキを主役に

4. さつまいも(石焼き芋)

魅力ポイント:割った瞬間にあふれる黄金色の中身と、湯気の温かさ。

撮影の工夫:
・手で割る瞬間を切り取ると臨場感が出る
・焼き芋の皮の紫と中身の黄色の色差を強調するため、自然光を利用
・新聞紙やかごに置くなど、素朴な雰囲気を演出

5. 果物(ぶどう・梨・柿)

魅力ポイント:果物それぞれの鮮やかな色合いとみずみずしさ。

撮影の工夫:
・ぶどう:水滴を残して撮影し、瑞々しさを表現。暗めの背景で色を際立たせる
・梨:断面を写すとジューシーさが伝わる。白背景やガラス皿で透明感を出す
・柿:葉付きのまま置くと季節感がアップ。オレンジ色を生かすために柔らかい自然光を使用

まとめ

秋の味覚を撮影するポイントは、「質感」「湯気」「色合い」をどう切り取るかにあります。
自然光を上手に使い、小物や盛り付けで季節感を補うことで、見る人の心に「秋の香り」を届けられる写真に仕上がるでしょう。