うだるような暑さに悩まされた夏が去って、ようやく秋の到来。旅行やお出かけにぴったりのこの時期に、撮影旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
全国各地にある、人気の紅葉スポットをご紹介します。
色鮮やかな木々をカメラにおさめましょう。
北海道：定山渓
「札幌の湯の杜」こと定山渓は、自然豊かな人気温泉地。札幌市内から車で1時間弱という好アクセスでありながら、美しい山々に囲まれています。
毎年10月には温泉街一体が鮮やかに色づくので、全国から紅葉をお目当てに観光客が殺到。紅葉スポットを眺めるための「紅葉かっぱバス」や「紅葉ゴンドラ」、カヌーなどこの時期限定のアクティビティと一緒に楽しむのがおススメです。バラエティ豊かな角度から撮影ができるでしょう。
近くにある定山渓ダムと豊平峡ダムも紅葉の名所です。
東北：塔のへつり
塔のへつりは、福島県にある国の天然記念物。
「へつり」とは、この地域の方言で断崖を意味していて、その名のとおり塔のような巨石が川沿いに100mほど並んでいます。100万年の歳月をかけて浸食と風化が繰り返されたことで生まれた迫力ある景観は、まさに天然のフォトスポット。カラフルなモミジやナラなどの紅葉とへつりのコントラストは、この時期しか見られません。
同じ町内にある「大内宿」も有名で、茅葺き屋根の家が立ち並ぶレトロな光景も写真向きです。
関東：高尾山
標高599mの高尾山へは、都心から電車で1時間ほどで行けるので、東京周辺に住む人々にとっては気軽に自然と触れ合える人気スポットとなっています。
高尾山には、およそ1200種類の植物が生息していて、1年じゅう訪れる人を楽しませてくれますが、この時期は赤く染まった美しいモミジを約ひと月も味わうことができます。
特にふだんから人気のケーブルカーが、この季節になると赤や黄色の木々に覆われ、鮮やかなトンネルに変身。ぜひ近接ショットをカメラにおさめましょう。
もみじ祭りも開催されるので、時期を合わせて行くことをおススメします。
関西：禅林寺
数ある京都の紅葉スポットの中でも、ひときわ有名なのが「もみじの永観堂」こと禅林寺（永観堂）。庭園内に生息するおよそ3千本の木々が赤やオレンジに染まり、圧巻の光景が楽しめます。おススメのカメラ位置は、山際にある多宝塔。境内の紅葉と京都市内の町並が一望できるので、ベストショットが期待できます。
見ごろは例年11月中旬～下旬。夜にはライトアップもされるので、昼と夜に2回、カメラを持って訪れるのも良いでしょう。
九州：高千穂峡
高千穂峡は、阿蘇山の火砕流が噴火により帯状に流れ出し、それが急激に冷やされてできた峡谷です。神話伝説も残るパワースポットとしても人気の観光地で、秋には紅葉に染まった景色が、スピリチュアルな雰囲気をいっそう感じさせます。ぜひボートに乗って撮影しましょう。
さらに、運が良ければ雲海が出るので、早起きして見に行ってみましょう。
