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曇天模様もアート作品に〜一眼レフ撮影テク2〜

写真販売のための撮影にでかけたものの、空は今にも雨が降り出しそうな曇天模様。
旅先であればどうしようもないですが、曇の日には曇の日の晴天に負けない作品が撮れるテクニックがあるのです。
曇天模様をアート作品にするテクニックをひきつづきご紹介します。

コントラストをあげる

曇天模様をアート作品に仕上げるため、モノクロ写真にするというテクニックを前回ご紹介しました
モノクロ写真では、白と黒で画を表現します。
そのためコントラストを少しでも変化させると強く影響を受けるのです。
少しだけコントラストを上げてみましょう。
陰部分や黒になる部分が強く演出され、作品にメリハリがでます。
白と黒の分かれ目が多い写真であったり、陰部分が明るすぎて全体的に白っぽくなっている時に効果的なテクニックです。
カラー写真のコントラストを上げると、くどい写真になりがち。
それぞれの色がコントラストを上げることで激しく主張するのでくどい印象を与えるのです。
しかし、モノクロ写真であればくどい印象を与えにくいので使えるテクニックと言えるでしょう。
白と黒のみで表現されるため色彩による心配を考えずに済みます。

雲の表情をとらえる

悪天候時はもちろん雲が空を覆っていますね。
雲の形が見えることも多いでしょう。その雲の形、空の表情を作品に取り入れることを意識してみてください。
注意すべきは白飛びさせないこと。白の部分をおさえて雲の表情を出すために重要なことです。
白の部分をおさえるためには「ハイライト部」を落とします。
カラー写真で極端にハイライト部を落としてしまうと不自然な仕上がりになりますが、モノクロ写真であれば白と黒だけの世界なので自然な仕上がりになります。
コントラストを上げて、ハイライト部を落として白部分をおさえることでよりメリハリある作品に仕上げることができるでしょう。

悪天候時のテクニックをご紹介しました。
うまく実践すればどんな天候の街スナップもひと味違ったものになるでしょう。
モノクロにすることによって質感や作品性が出てきます。
水たまりなどにも効果的なので、白と黒の表現の美しさを活かしてみましょう。
また、カラー写真をPhotoshopなどのソフトで現像する際にモノクロに変換したり調整したりするのもおすすめです。