昨今はスマホのカメラ機能の向上が話題になっています。画素数も増え、美しい発色・表現、自動的に補正してくれるなど、その機種によっても機能はさまざま。
写真販売サイトに掲載できるレベルの写真も撮影できるので、スマホを選択する際の条件としてカメラ機能を挙げる方も少なくありません。
では、スマホがあれば一眼カメラは必要ないのでしょうか。
こちらでは一眼カメラのメリットとデメリットを見ていきましょう。
一眼カメラのメリット
一眼レフやミラーレス一眼の総称である「一眼カメラ」。その特徴やメリットについてご紹介していきます。
スマホで写真撮影できるのに、わざわざ一眼カメラの機材を揃えることにはどんなメリットがあるのでしょうか。
●高画質の表現力
一眼カメラの最大の魅力は「画質」です。拡大した時もあらさのない高画質は今も昔も変わりません。
センサーのサイズがスマホに比べると圧倒的に大きく取り込むことのできる光の情報量も多いことから、その場の明暗に寄らずに豊かな階調で表現できます。
繊細な描写を得意とし、細かい部分まで潰れることがない表現力が発揮できることは一番のメリットです。
●レンズ選びで表現力が広がる
一眼カメラはボディとレンズの組み合わせで構成されています。
レンズは種類が豊富で、レンズを変えることで撮りたい画を理想に近づけていくことができるのです。
スマホの外側から取り付けられるものが出ていますが、その表現力は一眼カメラには及びません。
撮りたい画に合わせてあとからレンズを追加購入することやそのレンズを選ぶことも楽しみの一つといえるでしょう。
●明暗差にも強い
スマホよりもセンサーサイズが大きいとその影響は画質だけでなく、明暗差が極端にある場合にも生じます。
主に「APS-C」「フルサイズ」「マイクロフォーサーズ」の3つにわかれる一眼カメラのセンサーサイズですが、最も大きいセンサーサイズの「フルサイズ」になるとその階調の広さはスマホの比ではありません。
フルサイズセンサーを搭載した一眼カメラは高価ですが、画質の良さを譲れない方には大きな効果が得られるでしょう。
基本的にカメラは暗い場所を苦手としていますが、光を受ける面積の広いセンサーサイズであれば圧倒的に美しい写真が撮影できます。
●望遠撮影も可能
夜間や早朝の撮影と並び、一眼カメラでしか対応できないのが望遠撮影です。
スマホでもズーム撮影はできますが、元の画角から引き伸ばしているため、とても画質がいいとは言い難い写真になってしまいます。
大型で重い望遠レンズではありますが、画質を落とすことなく鮮明に遠くの被写体を写すことができるため、写真販売を行う上で強い味方になってくれるでしょう。
