ペットの写真はさまざまなサイトでも使えるので、写真販売にもってこい。
もちろん写真販売のために公開しなくても、素敵なペットの写真を撮るために一眼を構える方もいらっしゃるでしょう。
自由に動きまわるペットを思った通りに撮るための撮影の基本をご紹介します。
■ペットに「撮影は良いもの」と思わせる
ペットのよい表情を撮るためには、まず撮影自体を好きにさせることが大切です。
飼い主が一生懸命自分をかまってくれるということでペット自体も楽しんでくれたらよいのですが、目を細めて「あきた」という顔をさせてしまうのは残念です。
特に撮影に慣れないうちは1度撮れただけでもしっかりと褒めてあげましょう。
1度撮って褒めてを繰り返していくうちに、飼い主がカメラを向けていること、カメラ自体、写真を撮られてることにペットも慣れてきます。
そしてカメラが出てきたら「良いことがある」と学習してくれるのです。
大切なのは褒めること。どんなにいうことを聞かなくても、思った通りに撮れなくても叱ってはいけません。
飼い主がピリピリしていると、その感情はすぐにペットに伝わってしまいます。
そうなってしまっては良い表情が撮影できないということはわかるでしょう。
■ペットの「カメラ目線」を誘う
どんなにお利口なペットでも、目線を捉えて写真に収めるのは難しいものです。
目線をカメラに向けさせるためには、おもちゃを使うのが有効。
今まで与えたことがないおもちゃを用意するとさらにペットも興味を示してくれるでしょう。
ペットの目線を誘うのは撮影直前。
カメラの設定や構図は先に決めておくのがおすすめです。
ペットは長く集中できません。撮影に飽きさせないためには、撮影時間をできるだけ短くすること。
これはペットをうまく撮影する上で重要なポイントと言えます。
複数回で撮影を試みて、ペットを飽きさせないようにしましょう。
また、ペットのカメラ目線を誘うために名前を呼びすぎてしまうのも飽きてしまう原因になります。
しばらく声をかけずに静かに待っていると自然にカメラ目線になる場合もあるので、ペットの様子を伺いながら撮影しましょう。
■ペットのピント合わせは目の上縁に
ポートレートのように、ペットを胸以上のアップで顔を大きく撮影するときには、目の上の縁にピントを合わせるのがポイント。
しっかりカメラが認識しやすい位置にピントを合わせて撮影しましょう。
顔を大まかに選択して撮影すると、ピントの位置がずれて全体がぼんやり写ってしまう可能性も。
できればカメラに近い方のペットの目の上縁を狙って、自然なピント調節をしましょう。
また、目の上の縁を狙って眉毛にピントが合わないように気をつけて。
特にシュナウザーのような眉毛がある犬種の場合は注意が必要です。