menu

写真販売システムを比較・検討するためのサイト
『写真販売システムランキング』

紅葉を鮮やかに撮るテクニックvol.2

朝夕の冷え込みが厳しくなってくると一気に紅葉シーズンとなります。
自然が相手なのでいつも撮影条件が整うという訳ではありません。
一クセある紅葉写真。写真販売で使える鮮やかな紅葉の写真を撮るテクニックをご紹介します。
今回はバリエーションを増やすため、より自然を利用した撮り方をご紹介しましょう。

背景の色を利用する

同じ紅葉の葉を撮る場合でも、立ち位置を変えただけで背景はがらりと変わります。
紅葉にばかり着目して撮影するのはとても勿体ないです。
背景の色が違うだけで写真の印象はとても変わります。
メインの被写体と背景をセットで考えるとバリエーションがグッと広がるでしょう。
例えば、薄曇りの白い背景と真っ赤な紅葉。晴れた青空と黄色のイチョウ。緑色の池と紅葉のコントラスト。
そして真っ赤な紅葉に黒の背景を持ってくればシックな写真になります。
望遠レンズやF値の小さなレンズを使用すると背景をぼかしやすくなるのでさまざまな背景が楽しめるでしょう。

足元に広がる紅葉を撮る

時期によってはもう紅葉が散ってしまっている場合があります。足元に残っている紅葉に着目してみましょう。
イチョウの黄色い絨毯は撮影しがいがありますし、落ち葉を好きな位置に並べて撮るのもアリです。
苔むした石の上に真っ赤な紅葉を並べると和の情緒を感じられます。
水面に浮かんでいる紅葉も狙い目。黒い水面に映る紅葉がシックな美しさを演出してくれるでしょう。
雨が降った後などは雫をたたえた葉や、足元の葉もキレイなものがたくさん残っているのでシャッターチャンスといえます。

シルエットや映り込みで紅葉を表現する

マイナス補正でシルエットを撮ってみたり、映り込みを撮るのもバリエーションを増やすためにおすすめです。
紅葉の葉の形を表現したり、葉の色で紅葉を表現したりしてみましょう。
日中、逆光状態で大幅にマイナス補正をするとシルエットが撮れます。
日没直後は空を背景にするとマイナス補正をしなくても秋の情緒を感じられるシルエットに仕上がるでしょう。
また、水面の波紋に写り込んだオレンジを写すと、色だけで紅葉を表現することができます。

積極的に逆光を狙う

シルエットを撮る際にも使えますが、秋晴れと紅葉の相性は抜群。
正面から陽光が当たる状態ではもちろんキレイに紅葉の色を表現できますが、全体的に大人しい印象になります。
撮影日が運良く晴れたら、積極的に逆光を狙っていきましょう。
透明感が出たり、ドラマチックな雰囲気を出したりできます。
よく晴れた日であれば、プラス補正して撮るようにしましょう。
太陽が低くなる時間帯であればホワイトバランスを暖色系にセットするのがおすすめです。

ライトアップされた紅葉を狙うタイミング

最近多い紅葉のライトアップ。闇夜に浮かび上がる紅葉はとても美しく、妖艶な雰囲気を醸し出します。
しかし、撮影するにはとても難しい被写体となるでしょう。
日中に比べて光が不足していますし、ライトが当たっている場所と周りの闇との輝度差が激しいのがネックになります。
場所によっては混雑していて立ち止まって撮影することも難しかったり、手ぶれサポートのための三脚がNGだったりすることも。
おすすめの撮影のタイミングは日没直後。ライトが点灯してすぐを狙いましょう。
空がうっすら明るいので手持ちでもぶれにくいですし、ライト部分と周囲の輝度差も少なく、自然な雰囲気の写真になり易いのです。
日没直後は意外と人が少ないので、撮影もしやすいでしょう。