春になると、日本各地で美しい桜が咲き誇り、絶好の撮影シーズンが訪れます。絶景スポットで、ぜひ春めいた景色をカメラにおさめましょう。
カメラ初心者からプロまでおススメしたい、誰でも美しい桜の写真を撮ることができるスポットを厳選しました。
桜の美しさを引き出すために押さえておきたい、撮影時間や構図といった撮影のポイントといっしょにお伝えします。
おすすめの桜撮影スポット
・目黒川(東京都)
東京の桜の名所といえばここ。約800本の桜が川沿いを彩り、夜にはライトアップされた幻想的な風景を撮影できます。
水面に映る桜も美しく、構図のバリエーションが豊富なうえに、周辺にはおしゃれなカフェも多いので、撮影後の散策も楽しめるでしょう。
・吉野山(奈良県)
日本屈指の桜の名所で、約3万本の桜が山全体を染め上げます。高台からの俯瞰撮影が人気で、遠近感を活かした構図がおススメです。
山道を歩きながら、異なる標高で変わる桜の風景を撮影するのも良いでしょう。
・弘前公園(青森県)
日本三大桜名所のひとつで、弘前城をバックに撮影できるスポット。お堀に映る桜や、満開時の「桜のトンネル」が特に美しいと評判です。
桜の花びらが水面を埋め尽くす「花筏(はないかだ)」の風景も必見。
・高遠城址公園(長野県)
「天下第一の桜」と称される高遠コヒガンザクラが咲き誇る公園です。
淡いピンクの花が特徴で、望遠レンズで圧縮効果を使った撮影が映えます。満開の時期には桜と城跡のコントラストが素晴らしく、歴史を感じさせる写真が撮れるはず。
・千鳥ヶ淵(東京都)
皇居の周囲を囲む桜並木が美しいスポット。ボートに乗りながら撮影すると、水面に映る桜とのコントラストが楽しめます。
夜にはライトアップされ、幻想的な夜桜撮影にも最適なロケーションです。
桜を美しく撮るコツ
・朝夕の光を活かす
柔らかな光の時間帯(ゴールデンアワー)を狙うと、桜の色がより鮮やかに写ります。
・逆光で撮る
透き通るような桜の花びらを表現するには、逆光撮影がおススメ。空とのコントラストを意識すると、幻想的な雰囲気が演出できます。
・構図を工夫する
桜のアップだけでなく、風景全体を取り入れると、より印象的な写真になります。枝を額縁のように使ったフレーミングも効果的です。
・長時間露光を試す
夜桜撮影では、三脚を使用して長時間露光を試すと、幻想的な光景を写し取れます。