プロパティリリースをご存知ですか？
個人や法人が権利を持っていたり、所有、管理している被写体を撮影した場合、その写真を販売していいか許可を得るための書類です。
こちらではプロパティリリースについてご紹介しましょう。
プロパティリリースとは
被写体の所有者に写真販売サイトにアップロードして販売してもよいという同意をもらう許諾書がプロパティリリースです。
たとえば建物や敷地、ペットやアート作品など、所有権が自分にないものが対象になります。
プロパティリリースなしで所有者や権利保有者の同意、許可をもらわずに写真販売サイトで販売してしまうと、権利者からクレームや訴訟を起こされるなどのトラブルに繋がる可能性があるのです。
もしトラブルに発展した写真がすでに購入されて素材として利用されていた場合はさらに大きな問題になります。
その素材を利用して作成された作品は差し止めや回収になり、そのための費用や損害賠償を求められる場合もあるでしょう。
主なものは上記でもお伝えしましたが、
・著作権の発生するキャラクターやアート作品
・商標や意匠として登録されている企業のロゴや製品
・自分以外が所有する物品、ペット
などが被写体として含まれる作品です。
許可が必要化どうかを身長に判断して、プロパティリリースが必要であれば取得しましょう。
写真販売をする上で必要なときとは
被写体の権利確認はカメラマン自身が行うことが基本です。
写真販売サイトに問い合わせをする方がいますが、権利確認や情報提供はサイト側では一般的に行っていません。
被写体や撮影内容、素材の使用条件などさまざまな条件でプロパティリリースの必要性は変わってくるためです。
必要か不要かの判断とともに、プロパティリリースの取得もカメラマン自身が行わなければいけません。
取得した場合は写真販売サイトから該当の写真を購入した方から問い合わせがあった場合に備えて大切に保管しておきましょう。
写真販売サイトを利用するカメラマンとして撮影する対象についての使用許可の確認はマナーです。
写真撮影に関して規制がある場所での撮影は事前に撮影許可の確認を行ったほうが無難でしょう。
写真販売サイトで購入される作品は個人で楽しむだけでなく、webサイトや広告などの商用に利用される可能性があることを忘れないようにしてください。
個人として楽しむ分には撮影可能だけど、写真販売サイトにアップロードして販売する許可はしていないというケースもあるので注意が必要です。
