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『写真販売システムランキング』

その写真、使って大丈夫?

普段生活していく中でふと目にするCMや中吊り広告、新聞や雑誌広告、商品パッケージに使われている写真。
フォトシステムを使って写真販売をし始めた方だったらどこかでみたことある画像だな、と思われたこともあるでしょう。
フォトシステムを利用して、企業が写真を購入し、使っているのです。
身近であるがゆえにトラブルに巻き込まれることもあります。

トラブルの認識が曖昧に

企業にとっては経費削減、納期の短縮につながるフォトシステム。
例えば、20種類の材料を用いて食品パッケージを作る場合。
その素材を全て撮影するとなると手間とコストがかかります。
季節によっては入手困難な材料もあるでしょう。
そんな時にフォトシステムを利用すれば、目的の写真をローコストで手に入れることができます。
その中に人物写真が必要な場合、わざわざモデルに頼むことからはじめなくてもフォトシステムの中からイメージぴったりの写真を探せばいいのです。
実際に作り手となるデザインやクリエイティブな作業に関わる方は特に身近に感じますよね。
しかし、身近であるがゆえにトラブルの認識が曖昧になるのです。
陥りがちな問題や巻き込まれる可能性のトラブルは実際に起こっています。
そういったトラブルに対する意識は必ず必要です。

フリー素材は著作権もフリーという意味ではない

フォトシステムの中にあるフリー素材。
その言葉からかなり自由度の高い素材であると認識されている方も少なくありません。
しかし、必ずしも著作権までフリーという意味ではないのです。
パリのエッフェル塔は著作権の保護期間がすでに過ぎており、公共の財産として自由に利用ができます。
しかし、夜間の「ライトアップしたエッフェル塔」はパリ市が著作権を持っているのです。
日中の外観写真は自由に利用できますが、エッフェル塔のライトアップ写真はパリ市の使用許可が必要になります。
もし許可を得ずに商用利用などをすれば、著作権違反とされるのです。
知らずに使用をしていても、ある日突然使用差し止めの連絡がくる事態になることも。
同じように日本の六本木ヒルズなども権利を主張しています。
建物を撮影する場合、被写体や信頼できるサイトに相談すると良いでしょう。
利用規約には必ず目を通すこと、クライアントに傷をつけないこと、権利処理も視野にいれること。
これは利用する側だけでなく、写真を撮影する側も同様です。「被写体の権利」を忘れずに。