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澄んだ冬の空気の中の光を撮ろう

冬真っ盛り。1年で一番寒いシーズンに差し掛かってきました。
寒さが増すほどに空気が澄んでいく冬。
風景から色彩がなくなり、被写体も少なくなるイメージですが、冬ならではの自然現象などさまざまな光景が撮影できます。
こちらでは冬の光にスポットを当てて撮影方法をご紹介しましょう。

撮影の準備に際して

冬の撮影で注意が必要なのが防寒対策。帽子や手袋など自分を守る対策が必要です。
特に手袋は、薄手の手袋の上から指無し手袋を重ねて着用するのがおすすめ。カメラが操作しやすいです。
また、気温が低いとバッテリーの減りが早くなるので、予備のバッテリーは準備しておきましょう。
少しでも長持ちさせたいのであれば、予備を胸ポケットに入れて温めておくことをおすすめします。
撮影後、レンズの結露にも注意しましょう。
暖かい車内や部屋に入ってすぐにカメラを取り出すのはNG。
カメラケースやラッピングクロスなどに包んだまま1〜2時間放置しておきます。

シャッターチャンスは日没後

冬の空気は澄んでいますが、太陽の高度が低いため、大気の影響を受けやすくなります。
光の中でも赤色光の割合が多くなり、オレンジ色の美しい光が広がります。
夏に比べ、日没1時間前にはかなり黄色みを帯びた光となり、時間の経過とともに夕焼け色が増してくるのです。
雲間に現れる日没前の太陽の光はその日によって表情を変えます。
年明けしばらくはご来光の影響でカメラマンが増えるもの。
早めに撮影ポイントに陣取ってチャンスを逃さないように撮りましょう。

朝日の拡散を楽しむ

冬の朝はキンと澄んだ音が聞こえてきそうなほど心地よい寒さを讃えています。
そんな朝日が森の中に差し込み、樹氷の枝先を透かして輝く一コマをおさえましょう。
森の中で不規則に輝く太陽の光は、その変化を楽しみつつシャッターを切りたいもの。
シャッターチャンスは周囲が急に明るくなるタイミングの後にやってきます。
樹木の間にスポットライトのように光の束が入るところを狙いましょう。
露出は補正なしのオートがおすすめです。

彩雲を撮る

太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象「彩雲」。
冬の上空には鉛色の雲が浮かんでいる物ですが、雲を構成する水滴の側を太陽の光が通りぬけるときに極彩色に輝きます。
寒気の入った冬空に見られる鮮やかな現象です。
雲の中に入った太陽の輪郭が分かるときに彩雲が見える可能性が高いので狙ってみましょう。
色鮮やかな彩雲ほど露出オーバーになり易いため、極端なマイナス補正でその彩りをキャッチするのがポイントです。