初夏の涼やかな風が吹くとあちこちでアジサイの可憐な花を見かけるでしょう。
写真販売サイトでも多くのアジサイの写真がアップロードされています。
快晴無風で絶好の撮影日和の日もいいですが、水が似合うアジサイは小雨の降る中での撮影も映えます。
こちらでは写真販売サイトで目をひくバリエーション豊かなアジサイの撮影についてご紹介しましょう。
ノスタルジックな風景撮影
水車小屋があるような小さな公園で印象的な「アジサイのある風景」を撮影してみましょう。
広角レンズを使って奥行きと立体感を演出することでインパクトを出します。
広角レンズを使うコツは主役であるアジサイに近づいて大きく撮ること。
俯瞰で撮り、広角レンズの特長を利用して肉眼では感じられないような遠近感を演出します。
背景となる水車小屋が小さく遠近感が誇張されて写り、奥行きが強調されることでアジサイの奥に広がるジオラマのような雰囲気も醸し出せるでしょう。
水面を利用した撮影
静かに降り続ける雨の中のアジサイは情緒を感じます。
水が似合うアジサイは雨上がりの池のほとりに咲く姿もドラマを感じさせるでしょう。
水面に映り込むアジサイと錦鯉を捉えたり、アジサイとともに水面に落ちた水滴の波紋をフレームに入れたり。
バランスを撮るために水面に映り込む花と錦鯉や波紋が重ならないようにシャッターを切りましょう。
雨の中の風景を撮影
雨に濡れたアジサイは写真販売サイトでもよく見かけます。
小雨の降る中しっかり雨対策をしてアジサイを撮影しにでかけましょう。
雨に霞む背景からアジサイが浮かび上がるように撮影するには広角レンズで近づいて撮影するのがポイント。
背景のものの形が分かる程度にぼかしていきます。
縦撮りや横撮りでどちらが奥行きが出るかを試してみても良いでしょう。
雨に濡れた表情を撮る
まだ薄紫やペールグリーンが愛らしい咲き始めたばかりの小さなアジサイの花に水滴がついて、メルヘンな雰囲気を醸し出す雨上がり。
マイクロレンズで近づいて撮影することで、肉眼では見ることができない大きなボケ、色合い、アジサイの造形が表現できます。
小さな花たちを画面いっぱいの大きさで主役となる花にピントを合わせて撮影しましょう。
花がカメラと平行になるイチから撮影し、主役となる花は三分割になるように配置するなどバランスを整えてより引き立つようにします。
アップで撮影するので変色や虫食い跡がない花弁をしっかりと探すようにしましょう。
色が濁らないようにする花弁の配置も重要です。
アジサイの葉を上手に利用するとコントラストが美しい写真が撮れるでしょう。