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野鳥を撮る時のマナー

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出自粛となっていましたが、休業要請も全面的に解除された今、夏の自然を体感する撮影旅行に出かけたいという方も多いのではないでしょうか。
高原や山に出かけたら、折角ですから野鳥を撮影しましょう。
今回は公益財団法人 日本野鳥の会でも紹介されている、野鳥を撮るときに抑えておきたいマナーをご紹介します。

■野鳥撮影のマナー7か条

野鳥撮影を趣味とする方が増え、写真コンテストなどで野鳥が世間の方々の目に触れる機会も増えました。
野鳥の美しさに感動される方が増えている反面、撮影上の問題行動が目立つようになると、その美しさと写真文化が素晴らしい物としての認識が得にくくなるのです。
野鳥を撮影する上で守りたいマナーを守って、野鳥写真を文化として高めていきましょう。

1野鳥の巣には近づかない
春から夏の今の時期、鳥たちは繁殖時期です。この時期親鳥は特に神経質になる場合が多く、素の周りに違った雰囲気を感じ取ったり、危険を感じたりした場合、巣を見捨てることもあります。野鳥の巣には決して近づいてはいけません。

2野鳥を追い回さない
渡り鳥など国内では珍しい種類の野鳥たちがいます。そんな野鳥たちの中には身体が弱っているケースも。
弱ってしまっている野鳥が十分に休めるように、近づきすぎたり、わざと驚かせて飛ばせてその瞬間を撮影するよう行為は避けてください。

3珍鳥や人気の鳥の情報を公開しない
珍しい野鳥や写真販売サイトで人気の野鳥が現れたという情報がでると、ネットであっという間に拡散されます。
翌日には数百人のカメラマンが集まり、地元の方に迷惑をかける事態に。
撮影のためと称して私有地に無断で立ち入ったり、道路で通行を妨げたりすると、ストレスからトラブルに発展する可能性もあるでしょう。
知り合いのカメラマンに教えてあげるだけ、と思っていても直ぐに広がります。情報公開は控えてください。

4周囲の人や撮影場所選びには十分な配慮をする
立ち入り禁止の場所への侵入や、撮影場所確保のために通路に三脚をセッティングするなど、地元の住民に迷惑をかける行為はやめましょう。
譲り合いの気持ちを持つことが大切です。住宅地にカメラを向けて撮影することは誤解の元にもなるので、注意しましょう。

5餌付けや、環境改変は行わない
撮影を目的として餌付けを行うのは、野鳥本来の生活を変えてしまい、野鳥の命に関わる状況を生み出してしまいます。
また、背景をスッキリさせて野鳥が目立つようにするため、気や枝を伐採するというカメラマンも現れだしました。
こうした自然環境や野鳥動物の生活環境を改変するような行為はしてはいけません。

6自然にやさしいマナーを心がけよう
山や川といった自然環境において、ゴミのポイ捨をしないこと、喫煙をしないことは最低限のマナーです。
状況によっては森林火災を引き起こす可能性があるので絶対にやめましょう。撮影者同士で声を掛け合い、マナー向上に努めてください。

7ストロボは使用しない
野鳥たちにとって非常に強烈な光となるストロボ。特に夜間の野鳥撮影でストロボを使用するのはアウトです。
警戒心の強い野鳥たちが驚き、思わぬ事故につながる恐れも。
暗い場所ではISO感度を上げて撮影するように心掛けてください。